とても感動的な実話。
もともとクリムトが守備範囲でないのでスルーしようかとも思ったけど、評判がとても良いので鑑賞。
いいですね。年末にナチ美術品解放もの。
「ミケランジェロ・プロジェクト」とセットで見るとより理解が深まるのでは?
元々は家族の形見を取り戻したい、という思いから、甦る辛いナチのオーストリア侵攻という過去。
ユダヤ系のヘレン・ミレンが描かれた叔母に対する思い出が甦るシークエンスもとっても綺麗。
最初は乗り気でなかった友達の息子の弁護士、ライアン・レイノルズ。
由緒正しきお家柄ばかりが注目を集め、自身の弁護士としての腕を見てもらえないことに地味に違和感を抱えている姿も内気でいい。
頑としても渡さない(そりゃそうだよ)オーストリア政府に業を煮やし、現地に行ってみると・・・何の解決も出来ず、2人の心の傷は深まるばかり。
しかし、今まで何だかなーだった自身の「家柄」ではなく、家族の運命と思わぬ形で向き合い胸に熱い炎が宿るライアン。
それとは逆に、避けていた過去と向き合い、絶望を深めるヘレン様。
この時点で物語を引っ張っていく役割が逆転するのが非常にカッコいい。
そしてついに、裁判を起こすことになる。
せっかく良いシーンなのにドヤ顔で「ほら自由の国、訴訟の国アメリカって素晴らしいだろう?」と披露される箇所がものすごく辟易した。
後、ちょー!良い男だな〜と思ったライアン・レイノルズの私生活の華麗なるプレイボーイっぷりにクラクラしてるw
ものすごい美人、しかも世界でトップ10とかそういうレベルじゃないと興味ないってことね・・・。
後、ちょっとチャニング・テイタムに似てる・・・