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黄金のアデーレ 名画の帰還のkazuかずのレビュー・感想・評価

4.7
今年に入ってからの劇場鑑賞は史実物のオンパレード。『杉原千畝』『ブリッジ・オブ・スパイ』そして『黄金のアデーレ』。

どれも素晴らしい作品ですが、この映画の特に良いとこは、史実物にしては非常に分かりやすいドラマ構成にしているところ。現代と過去を誰が見ても分かりやすいように映像の色調を変えているのも素晴らしい。

オーストリアのモナリザこと、このクリムトの名画の誕生後にこんなにも波乱かつ激動のドラマが隠されていたとは。ナチスのホロコーストという歴史上最大の過ちの中で、懸命に生きてきたユダヤ人たちの生き様にやはり涙腺は崩壊してしまった。

現代で絵画を取り戻すべく裁判や調停で奮闘するマリアとシェーンベルグ2人の掛け合いもお見事。ヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ双方にとっての代表作になるんじゃないでしょうか。

マリアの若き頃の女優が 大竹しのぶ に似てたことと、冒頭に『ダイ・ハード』のナカトミビルが映ってたのもツボでした(^^)