サンタムール

黄金のアデーレ 名画の帰還のサンタムールのレビュー・感想・評価

3.5
今日は現場の立ち上げと事務仕事をやったあと、観たいリストだった作品を♪


ヘレン・ミレンに会いにTOHOシネマズに行って参りました!
監督はサイモン・カーティス。
ナチスに奪われた名画を取り戻せ!
一人の女性が国を相手に奇跡を起こすー。っていうフレコミです。
クリムトは知ってるけど、この絵!
アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像ってこんなに美しい絵だったのねー。
物語は、ナチスに奪われた世界的に有名なクリムトの名画を取り戻すため、オーストリアを相手に返還訴訟をおこした女性の実話を基に描いた人間ドラマです。
訴訟モノってことで、疲れた頭で観たら寝ちゃいそう。(._.)なんて思ってましたがどっこい、物語にずっぽりと引き込まれて、ヒロインのマリアの祖国への感情とか、大好きだった叔母(アデーレ)や、両親達への愛とか、グイグイ。きます。
ヘレン・ミレン、カッコいいばーさんだわ。あんな風に歳を重ねるのっていいな。
アデーレ役の女優さんも素敵やったー。
裁判には勝ったけれど、ラストシーンにも泣けたけど、、、
個人的にはすこし、すっきりしない着地点だったかな。
ナチスに奪われた大きなモノは他にも山積みだという事実とか。
オーストリアも黒いけど、アデーレの肖像画の落ち着き先はアメリカで良かったの?っていう感情が残るので。

まぁ実話だからね。
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