まっどまっくすこーじ

キング・オブ・エジプトのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

キング・オブ・エジプト(2016年製作の映画)
3.0
お話の骨格は神様がやたら発展してるエジプトの王位を巡ってのDVに周りが迷惑を受け、これじゃいかん‼ということで人間がサポートするという、まあよくある話なので新鮮味はスーパーで売れ残ったマグロの刺身より劣りますが、映像がそれなりに綺麗なのでついつい観てしまったわけであります。

まるで黄金聖闘士(いや、神様だから神聖衣か?⬅何のことか分からない方は聖闘士星矢を読もう‼笑)というコスプレ好きの神様たちでありますが、普段のお姿は善いほう(途中までは情けないけど…)がニコライ・コスター=ワルドーで、悪いほうがジェラルド・バトラーという、二人で画面に映ると暑苦しくてこの上ないのでございます。

で、主役はワルドーだけではなくて、サポートする人間(でもコソ泥)という役でブレントン・スウェイツ君がキャスティングされているんですが、このブレントン君はわりといい映画に出ているのに関わらず、存在感が今一つ…
なのでバディムービーにもなりきれないもどかしさでムズムズしてしまうまっどこーじでありました。

あと、あの「ブラックパンサー」チャドウィック・ボーズマンがナヨナヨした神様となられてお出になっておりますが、こちらもキャストの無駄遣いとなっており、勿体のうございました。

全体的に演出がクサくて、ひと言で表すならば、壮麗なCGで学芸会をやってみました…というところでしょうか。
監督はベテランのアレックス・プロヤスなんですが… 賞味期限が切れちゃってるんでしょうか…

というわけで、CG映像とワルドー&バトラーの汗臭さ以外は何も魅力がない本作ですが、何故レビューしとこうと思ったかと言いますと…

まっどこーじのふぇいばりっと映画である「MADMAX2」でジャイロキャプテンを演じていたブルース・スペンス殿が出ていたからであります‼!😆
役どころは死者が裁きを受ける谷間の裁判長でしたが、メイク(というよりほぼマスク)のために誰だか分からなかった…(泣)
おそらく以前にプロヤス監督作品の「ダークシティ」にも出てたのでその繋がりなんだろうけど、たとえチョイ役でも観られたのは嬉しいまっどこーじでした😄