ひしくい

リグレッションのひしくいのレビュー・感想・評価

リグレッション(2015年製作の映画)
3.0
ジャンルは何かと聞かれると難しくて、LATimesのレビューが書いていた “a not-exactly-horror horror movie that's also a mystery with no mystery” というのが適当な気がする

関係者の言動を、捜査・精神分析学・宗教のどの視点から捉えるのが正しいのか、観客が確信できない状態にするのが制作側の狙いであろうと思われて、それは達成されているのだけど、「全てが真実に見える」のではなく「全てが嘘に見える」ために私はボヤッとした印象しか残らなかった

役者陣が自分たちの解釈を表現する余地があんまりなかったようにも感じた 作中の表現を借りれば “use their heads” してなくて、リアクションしてるだけというか……観客が感じるべき感情を示しているだけというか……
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