基本はサイコ・スリラー。
そもそも俺、1を観てない。
けど、2は何故影沼が悪夢探偵になったかが明らかになるってことだったので観てみた。
悪夢なのか現実なのか、曖昧な雰囲気で終盤は進んでいく。
人間の心が聞こえてしまうのは、きっと絶望。
だって、自分の肉親ですらきっと悪意は抱くものだから。
すごーく、鬱になる。特に母親の演技が凹む。
正直、雪絵の事件は前座って感じ。
で、もっと言うと俺にはよくわからなかった。塚本さんの作品はいつもそう思うんだけどね。
なんとなく、明るい感じで終わったけど、厳密には救われてない気がする。誰も。
ただ、最後の母親の死を影沼は“恐怖”や“痛み”じゃなくて、もっと身近な“悲しみ”や“寂しさ”で感じて、涙を流したのかなぁと思ったら、少し良かったと思った。
あの“泣き”の演技の松田龍平は好きだ。