にょこ

64 ロクヨン 前編のにょこのネタバレレビュー・内容・結末

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

豪華なキャストでも潰し合う事なく、不思議なほどうまくマッチしているように見えます。

ドラマ版があるそうなので、見てみたい。

正直、記者クラブと広報部の対立には見ててうんざりするほどでしたが。
そんな揉めるの?みたいな。
それだけ三上の立場を理解する上では必要な演出なんだろうか。
ほんと瑛太演じる秋川には仕事とはいえ、この言い方!ってイラついて仕方なかったし。(上手ってことですよ)

三上は今作で本当に上からも、横からも、娘からもフルボッコなほど辛い立場にいる。
娘、反抗期なの?
佐藤浩一の娘で整形したいて。
なんたる贅沢!と思って三上の家庭環境が全く理解できなかったのですが、原作を読んだ方に聞いたら映画では伝わらなかった別の問題があったそうです。
そこは入れて欲しかったなぁ。

その情報を知らなかったので、《三上も娘が家出して、娘のいない日々の辛さを知ってるんです》という背景がピンと来なかった。

三上が実直で誠実な人物であればあるほど辛くなります。
佐藤浩一の演技に引き込まれました。


ファミレスで、他に色々考えたであろうけど、それでも書いたのは、『君のせいじゃない』というただ一文。
ラストよりここにじんときた。
にょこ

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