キャサリン

ヴィクトリアのキャサリンのレビュー・感想・評価

ヴィクトリア(2015年製作の映画)
3.2
再鑑賞

ネットのコメントに、"映画というより一種の体験"とあったけど、まさにそんな感じ。
非常にスリリングな体験。
上映時間140分、撮影期間も140分。
俳優たちのセリフは筋書き以外はほぼアドリブ。
だからこそのリアル感。現実感。

前半の気だるいムードが結構最高。
ヴィクトリアの弾くメフィストワルツも最高。
ベルリンクラブのテクノの重低音も最高。
面白い面白くないというより、本当に体験に近いから一緒にイカれて一緒にパニクって、同じ空気吸って同じ緊迫感味わってるような感覚。
一緒に横を走ってるような。
あとあと思い返すと、ヴィクトリア馬鹿すぎたりおかしい点はあるけど、そんなことどうでいいくらいの個人的新体験。
たったの140分間だけでこんなに人の人生変わる?っておもうし、ワンカットなのが信じられないくらいの展開てんこ盛り。
だけどやっぱりあの屋上のシーンはすごく好きだよ。
悪いやつらと友達になったら自分まで強くなれる気がする。

ミッション成功〜クラブでハッチャけて〜焦ってパニクるの流れとか、感情バロメーターの針が左右に振れ続けててこれ実際本人ならめちゃくちゃしんどい(笑)
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