ヴィクトリアの作品情報・感想・評価

「ヴィクトリア」に投稿された感想・評価

映画の中で、徐々に夜が明けていく。それだけのことに、私はこれほど興奮したことはない。

140分ワンカットという制約の中で、役者たちの魅力が溢れ出してる。
それはワンカットという制約があってこその面白さで、私には、ジャーマンロックのCANの即興演奏を聴くのに近い高揚があった。

映画というパッケージされた作品を観ているにも関わらず、そこにあるのは二度と再現できないようなライブ感で、長回しという偉業を成功させながら夜が明けることそれ事態が1つの事件であるかのような衝撃的な映画体験だった。

ライア・コスタという女優、今のとこ今作にしか出てないようだけど、すごい才能じゃないかと思う。
BULL下

BULL下の感想・評価

3.9
没頭感はすごい
主人公ぶっ飛んでる

前半は退屈
sminami

sminamiの感想・評価

-
一夜で人生が変わるって解釈は間違い。何もなかったかのように朝の町に戻るってのが移民の溢れかえるベルリンを巧く表してていいんじゃん。
日本ではワンカットという技術面だけを宣伝に使いすぎ。
Kevin

Kevinの感想・評価

3.6
140分ワンカットだからこその臨場感と迫力的なものがある
140分で人生は変わる
前半なんとなく展開もない印象だったけど後半惹きつけられたな〜
青山

青山の感想・評価

3.6

家出した少女ヴィクトリアは、クラブで出会った男たちと意気投合する。しかし、やがて彼らが抱えるギャングとのいざこざに巻き込まれて......。


というわけで、140分全編ワンカットの衝撃!でございます。
今どきなら編集でワンカットっぽく見せることも出来そうなものですが、本作に関しては本当にワンカットでやってるそうです。脚本は12ページとかしかなくて細部の会話などはほぼアドリブらしいです。

まず当然、140分に渡って長回しを続けて、多少はちゃめちゃではあるけどちゃんとストーリーを完結させてるのは凄いです。
何より長回しでありながらめちゃくちゃロケーションが動くのが凄いっす。
夜の街を歩き回る場面はそのリアルタイム感によって夜遊びしてる特別感が伝わってくるし、後半では車移動までしてるから撮るのめっちゃ難しそうだよなぁとメタ的な意味でハラハラしちゃいました。
あと、途中でたまに音が消えてBGMだけになるところがあるんですけど、あそこで監督から声で指示が出てたり、あるいは走り回ってるカメラさんが「はぁ疲れたわあ」とか言ってたりするのかな、みたいなとこも想像しちゃって面白かったです。

ただ、良くも悪くもワンカットという趣向ありきな感じではありますね。
脚本が大まかな流れだけだから、ストーリーも当然めちゃシンプル。
それを140分もやられると、内容としてはとても冗長にはなってしまいます。
あるいは劇場で真剣に見る分には撮影法の部分だけで飽きずに見れるかもしれませんが、家でたらっと見てるとどうしても飽きてくるんですね。

まぁただ、ストーリーも140分尺だと冗長とはいえ面白かったですけどね。
なんてったってヴィクトリアのキャラが良い......。最初は「知らん男にほいほい付いてくなよこのビッチ!」と思いましたけど、身の上話あたりからは「うんうん、つらかったね、幸せになってくれや......」と思うんだけどしかし実際にはどんどん悪い方へ転がっていってしまうのでどうしても応援したくなっちゃいますよね顔可愛いし。でも後半思わぬ強さを見せてくれるのもいいですよね顔可愛いし。

そして、ラストシーンまで観てみると、あぁ、ワンカット成功したわぁ〜という感慨と、たった2時間で彼女の人生が激動したことへの感慨と、特別な一夜が終わったことへの感慨なんかがじわーっと押し寄せてきて、なんだかんだ文句を言いつつも印象に残る作品でした。
michino

michinoの感想・評価

4.1

何の前情報も無くワンカットの映画
というのも知らなかったから
序盤は退屈な青春映画かと思ってた
けど気がついたら見入ってた
カメラワークと役者がうまい
ronron

ronronの感想・評価

4.0
全編ワンカットというフレーズに魅了を感じて鑑賞。

銀行強盗のシーンとか中の状況が全く分からない感じ…。
不安と緊張感が物凄く伝わってきた。

そしてお芝居がとにかく素晴らしい。
なにせ台本が12ページしかないらしい。
つまりほぼアドリブ👏🏻✨
言葉や行動がひとつひとつが本当に自然だった。

台詞や背景の音を消して音楽を入れるだけでシーン転回に見えるの凄い。

リハーサルから3回目が映画になったらしい。
ニカイ

ニカイの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい俳優の演技、何度も行われる場所移動、テンポの切り替えによって最後まで集中を切らさずに楽しむことが出来た。

ヴィクトリアの長回しが特徴的に捉えたのは、時間であろう。
男女が打ち解けるまでの時間、あがった息が落ち着くまでの時間…
カット割りをせずそれらの一部始終を捉え、リアルタイムで観られることによって、より登場人物に感情移入できる効果があったように思う。

ヴィクトリアは脚本は12ページのみでほとんどが即興芝居だったそうなのだが、演じる上で俳優たちに課題だったのは、
"いかに間を持たせるか"ということと"いかに物語を遂行するか"ということだったのではないだろうか。
2017年に「カメラを止めるな!」という作品でも長回しの撮影シーンがあったが、それはしっかりと決められた段取りを遂行していくような作りで、どうしても物語を操る存在を感じてしまうものだった。
即興芝居だけが先行すると地に足つかない映画になるだろうし、淡々と物語の要点だけが進行すると予定調和なリアリティのない作品になってしまうだろう。
その面においてヴィクトリアは、即興芝居と物語進行のバランスが非常に良かった。
Aircon

Airconの感想・評価

3.9
これは前情報なしで観たほうがいい。
先が読めないほうが楽しめると思う。
140分ワンカット、ベルリンくらいで。

Filmarksのあらすじは全部書いちゃってる気がする。
観る前に読まなくて良かった。

没入感◎
ストーリーというより体験とか体感って感じの映画だと思う。
バードマンよりクローバーフィールドみたいな。
全然違うけど。

クラブから1人で帰るときのちょっと寂しい感じわかる。
車のとことエレベーターのとこ撮影どうなってんだ、予想はできるけどむりすぎ
佐藤二朗とムロツヨシには絶対できない映画だな
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