YukiYamada

ラスト・ナイツのYukiYamadaのレビュー・感想・評価

ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)
3.2
キャシャーンの紀里谷監督作品。なお、私はキャシャーンがけっこう好きである。それはともかく。

本作はニンジャナンデ!?と、思うこと請け合いのB級騎士道映画。ハリウッド作品ではあるがそんなにお金のかかっている感じはしないし派手なアクションは期待できない。
途中ちょっと寝てしまったが、なんか復讐の計画が始まってたあたりからそれなりにテンポよく見れた感じがする。

本作は、前述の通りアクションメインではなく忠義とか人道?とかそのへんがメインに描かれるドラマである。赤穂浪士をベースにしているらしいということを聞いていたので兵庫県民としては嬉しい限りであったが、話を知り尽くしているだけに後の展開が読めたし、キャシャーンの頃から相変わらずストーリーにメリハリがなく盛り上がりにもいまいち欠けたためいまひとつ感情移入しにくかったと感じた。キャラの立たせ方もあんまりうまくない。言いたいことはわかった。

多分この監督は中身よりも美術とかにこだわりが強すぎるんかなと思った。美術とか背景に気を取られすぎて構図とかも以前に比べてマシになっているとはいえ、あまり上達していないように思えた。なんでそれだけの情報の詰め込み方をしているのかよくわからない、というあんまりその現場を経験したくない感じの画作りに思えた。美術そのものは西洋をベースとしつつもちょっとアジアチックでもあり、登場する人種の比などを見てもいい感じに無国籍感がにじみ出ていて、個人的には良かったと思う。

あと、モーガン・フリーマンのドジョウみたいなヒゲが気になりすぎて集中できなかった。

キャシャーンくらい挑戦的ならまだ「映画の出来とかにあんまり興味がないのかな」と思えるが、今回はいまひとつなんで撮ったのかよくわからない作品だった。

あと本当にどうでもいいけど、芸人の永井佑一郎を思い出して仕方のないタイトルだなと思う。