かや

ラスト・ナイツのかやのレビュー・感想・評価

ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)
2.2
今年公開映画123本目。

なんとCGを捨て実写にこだわった。
そこじゃないんだよなぁ…笑

関係者C氏「ヴェリートラディショナルサァムラァイストォーリー」
関係者M氏「ヴェリーオリィジナルカァァンセェプゥトゥ」

「CASSHERN」のおかげでハードルはもともとありませんでした笑
それが良かったのかもしれません。

なんてったってストーリーが理解できるんですからね笑
忠臣蔵がモデルってこともありましたけど。
この時点で「すごいじゃん」って思いました。

衣裳や武器のこだわりは素晴らしいと思います。
黒で統一された衣裳よかったです。
これを着た男たちが並んで歩く姿は壮観でかっこいい。

そして本作も一つ一つの画は見応えがありました。


しかし本作も人物描写とかには一切興味がないようだ。
もうこういうスタイルだからって肯定するしかなさそう。

過去はこういう人間だったってのを、他人の他者紹介で済ませるのはいかがなものかと…
せめてそういうシーンを見せてくれたほうが親切だし、その後の展開に説得力をもたらせたはず。
台詞もかっこいいと思うのはあるが、クサいなって感じるもののほうが多かった。

騎士の話なのに殺陣がかっこよくない。
それに暗いのは仕方ないとして、カメラがブレるのはやや見づらい。
伊原剛志との対決はカットの切り替わりが多くて余計に。

それにCG捨てたからキラキラ感がなくなってしまった。
そのうえ重要なシーンはすっ飛ばして、どうなったかは察せよっていう投げっぷり。
紀里谷監督はなにか感じ取ってほしいって毎回のように言ってるけど、そうさせるための要素が少なすぎる。
感じ取って補完できる人がいるなら、その人が映画作ったほうがたぶん面白いし、もっと広い世界へ羽ばたいてほしい。
観客の目線がまだ足りない。

「CASSHERN」基準だったから、それと比べたら格段に面白くなってるとは思うが、単体で見ると、ところどころ良いところはあるにしても、面白いとは思わない。
なにより、全体的に親切じゃないから、日本人の大切な心が~的なコメントを残してる有名人たちとは違って、そんな奥深いメッセージにまで辿り着かなかった。

決して観れないような作品ではないし、演説大会も控えめだし、話が理解できる喜びも感じられます。
オススメはできないですが、気になる方はどうぞ!

モーガンフリーマンのアグレッシブなヒゲは素敵でした。