Nobuo

ラスト・ナイツのNobuoのレビュー・感想・評価

ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)
3.6
まずこれ予告編で損してる作品!
アメリカンスナイパーじゃないんだから!

中世風の世界を舞台にした忠臣蔵ベースのアクションドラマ。

紀里谷監督ハリウッド進出作品第一弾という事ですが、大きな賞を取ったわけでも全米ナンバーワンでも無い。そもそもアメリカでは劇場公開すらされてないとか。
どうせ厨二感満載のストーリーとペラいCGなんだろと僕もスルー予定でした。

が、いざ公開したらば絶賛とまではいかないものの好意的な意見も多く、紀里谷監督のインタビュー記事も印象に残ったので実際どうなんだと鑑賞する事に。

すみません、思ってたよりも全然良かったです。
そこらのちんけな実写邦画作品よりも面白いです。
男臭い話に必要最低限のCG表現。
先入観は持たない方が良いですね。

寡黙な主人公をはじめとする騎士達が思った以上にカッコよく、また割と思い切った話運びにはマジかと思わされたと同時にしびれました。
西洋系、東洋系と主人公達の見た目はバラバラなんですがチームワークはバッチリで、この国際色豊かな感じはアジア人としても嬉しくなってしまう。
ワイスピしかり、ウォーキングデッドしかり。
そんな感じで最後まで観れました。

しかしながら騎士1人1人のキャラの掘り下げはかなり浅く、表面的にしか彼らのキャラクターがわからなかったのは残念。
ただ彼らが共通した信念を持っているのはその行動から見てとれました。
忠義の心を一番に描きたかったって監督が書いてましたがこういう事だったんですね。納得です。

一本の作品として見ると
ちょこちょこ剣撃の音がしょぼかったり
アクションシーンも観にくかったり観やすかったり
ゴア描写もシーン毎で差があり過ぎたり
この話運びならもっと短く出来た気もしたり
全体的に荒削りというか未熟な印象です。
それでもこれはこれでありかなと思いました!

長文失礼しました。観て損は無いかと。