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インフェルノの地球へのレビュー・感想・評価

インフェルノ(2016年製作の映画)
3.8
人類の危機を救うために謎解きに挑戦する宗教象徴学者の物語、シリーズ第三弾となる。
  
今回は14世紀の詩人ダンテの残した叙事詩「新曲 -インフェルノ(地獄篇)-」に隠された暗号に挑戦する。
  
謎解きと複雑な人間関係が交錯して、主人公が謎を解き明かすまでは少し頭が混乱しましたが、今回は謎解きからアクション(&逃走劇)へ少し軸足が移ったように感じられました。
も~っと謎解きを楽しみたかったのに・・・
  
前2作品と同じく、歴史上の事実が謎解きに重要なキーパーツとなる。
西洋史に疎い小生には、またまた今作も混乱しそうでした。
謎が解けた瞬間には、あ~そうなんだと満足はできます。
  
第1作「ダビンチコード」はダビンチの残した謎を解く話でしたが、今作では謎を遺したのは現代人(生物学者)でした。
ダンテは生物学者に影響を与えたことと、謎解きに関係はしますが、あくまでも現代人の残した謎解きである点が異なりました。
そのためか、謎解きも少し軽くなったような・・・
  
最初に「人類の危機を救った」と書きましたが、その危機はそもそも人類の危機を救うための行動でありました。
善悪は別として、この辺りは考えさせられます。
  
今回も歴史的な場所で撮影がされており、観光映画としても楽しめましたが、やはりコアのミステリーがだんだん(前2作品に比べて)小規模になっている点が心残りでした。
  
小説の第3作「ロスト・シンボル」の映画化はどうなったのでしょうか?
ぜひ観たいのですが・・・
※本作品は小説(原作)の第4作です
  
  
本作品に出演していたフェリシティ・ジョーンズが、「ローグ・ワン SWストーリー」にも主役で出演していたことは後で気付きました。
かなり雰囲気が違っていて驚きました。
 
字幕で鑑賞、10日遅れのレビューとなりました。
 
 
  
 
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