2018年1月13日
『怪物はささやく』 2016年制作
監督、ファン・アントニオ・バヨナ。
『インポッシブル』『永遠のこどもたち』の監督作品がある。
12歳の少年コナー(ルイス・マクドォーガル)は、
難病を患ったママ(フェリシティー・ジョーンズ)と
2人暮らし。
ある夜、コナーのところに怪物がやって来る。
「今から、私はお前に3つの物語を話す。4つ目の物語は、
お前が話せ。」と言う。
おとぎ話のように物語は始まり、最後には予想に反する結末
となる物語。
そして、コナーが4つ目の物語を語る時が訪れる。
観終わって・・・
怪物は一体何だったのでしょうか?
少年コナーの創造の産物?
その3つのお話は、少年コナーの空想するところではないし。
お話の内容は矛盾した出来事の大人の話です。
怪物が言う3つの話以外にも、パパから、ママとの離婚の
原因を愛だけではやっていけないとコナーに話し、
コナーはパパに「末永く幸せはなし?」と聞く。
12歳の少年に片方の視点から見ただけでなく、対極にいる
反対側からの視点も大事、何が正しいかは一概には言えない
という現実を突き付け、考えさせる。
ラストの病院のお別れの場面は泣きました。