のりちり

怪物はささやくののりちりのレビュー・感想・評価

怪物はささやく(2016年製作の映画)
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母親ががんに侵されて、ほぼ寝たきり。
主人公の少年は、母が深い穴に落ちそうになるところを助けようとするが手を離してしまう夢を何度も見る。
それで起きると、12:07分。

彼は絵がうまくて、学校に行っても、絵ばかり描いている。
そして、いじめっ子に痛い目に遭わされる毎日。

アメリカから父がやってきたが、一緒には住めないと言われる。

窓から見える教会のほうを見ていたら、そこに生えている大きないちいの木が怪物になり彼に話かけるようになった。
彼がする話は3話。
4話目は主人公にしろと言う。

話を聞いたあとの彼は、今まで、やったことのない行動に出ていた。
きっと、彼の中にたまっていたものを吐き出していたのだと思う。

そして迎えた母の臨終。
彼は、それから逃げることばかり考えていた。
が、受け入れることができた。
母にも怪物は見えていた。
亡くなったのが12:07分。

その後、祖母の家でもらった自分の部屋。
そこには母のスケッチブックが。
その通りのものが現れていたのだ。
見せていたのは、母だったのかもしれない。
主人公も前に進めるに違いない。

怪物の声はリーアム・ニーソン。
祖父の写真もリーアム・ニーソン。
協力してたのかもしれないな。

空想好きの少年。
悪くないと思う。
母の夢を彼が叶えてあげることができることを祈りたい。
のりちり

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