なおこ

怪物はささやくのなおこのレビュー・感想・評価

怪物はささやく(2016年製作の映画)
3.4
主人公の夢の中に怪物が現れて、3つの物語を話す。
怪物は主人公を癒すためにやってきたと言う。

物語の中で、「良いか悪いかの判断はとても曖昧だ、どちらが正しいかわからないとき、言葉ではなく行動を重視する」という言葉が印象的だった。

その物語自体は良かったのだけど、物語のあとに怪物の話す、教訓的なメッセージが少し押し付けがましい感じを受けた。
もう少し見る人に解釈を委ねても良かったような。

最後のコナー自身が体験する4つめの物語も、人の心の暗い部分についてフューチャーしてる感じが個人的に苦手。
真実を口に出す、認めることでその時、楽になることもあるかもしれないけど。成長する中で自然と分かるようになるのを待つのもいいと思う。

ファンタジーだけど、とてもリアルな事を伝えてくる映画だった。
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