こやち

怪物はささやくのこやちのレビュー・感想・評価

怪物はささやく(2016年製作の映画)
3.2
怪物が話す不条理な物語。少年は真っ直ぐにしか捉えきれなかった世界。
母親の病気のせいで周りから腫れ物扱いされ自分の存在感も薄れていってしまう。ボクはココにいるのに。罰は無し?誰か僕を叱って。
母親の死を直視出来ず自分の中の真実も封じ込めてしまう。本当は言いたかったんだ。もう行ってしまえ。いや、もう楽にしてあげたい。楽になりたい。でも行っちゃヤダ。

大抵の人生は末永く複雑だ。いいんだ。複雑怪奇でも。
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