怪物はささやくのネタバレレビュー・内容・結末

怪物はささやく2016年製作の映画)

A Monster Calls

上映日:2017年06月09日

製作国:

上映時間:109分

3.7

あらすじ

「怪物はささやく」に投稿されたネタバレ・内容・結末

あんまりハマらなかった
なんで主人公の男の子に感情移入出来なかったか自分でもわからない。
お母さんが亡くなったシーンよりも、帰ってきて孫に自分の家滅茶苦茶にされたおばあちゃんに共感して泣きそうだった。
大事なもの壊されて、それでも孫の部屋用意してあげてた優しさや責任感に感動。
愛する人を失うということを受け入れるためのプロセス。
アニメーション部分を始め、美しい映像が印象的だった。
原作は知らない。でも知らなくてよかった。全て少年の妄想なら、劇中のお話も何かしら少年にまつわることを示唆しているのかなと考察したくなったけど、でも本当に居たのなら、かつて少女に同じ話をしてあげたのなら、お話もきっとただの事実で、それだけでもなんだか良いなと思った。ただでさえ人生って生きづらくて複雑で苦しいのに、最愛の人の死まで重なったら潰れてしまう。自分で自分を救うのではいずれ綻びが出るけど、非現実世界の存在に手を差し伸べてもらえて良かったね。
12時7分の意味がわかった時泣いた。

コナーくんが素晴らしすぎる。
本当の気持ちを口に出すのって難しい。

お母さん役の人がどんどん痩せていってすごいと思った。

って書いてたら12時7分んんん!
真実ってこんなしんどいんだなっておもった。
待つのがつらくて、僕が手を放したっていうところつらすぎ。
でも、僕がママを殺したっていったのにたいして怪物がそれは違うっていっててグッときた。
人間って複雑で矛盾だらけなんだね。
透明人間のやつなんかすごいぐさってきた。

ママも昔怪物にあってたんだね。
ママの気持ちを怪物が代弁してくれてたんだね。
末永く幸せじゃなくて末永く複雑。なるほど。

お父さんと教師がコナーにいう罰して何になる?っていうセリフはなにかの伏線的なものだと思ってたけど違うのかな?
お前のやったことは悪いことだけどそれを行うにあたっての過程で否定できない、むしろ理解することが多くあるからってこと?その状況がママを愛してるけどいなくなって楽になりたいっていうコナーに人間なんてそんなもんだって怪物が慰めるところと繋がってるってこと?
ここ気になる。

エンドロールの歌良い。

唐突な崩壊とそれに続くインクが滲むその儚さでダークファンタジーの色合いが表現されていてキュンとした。
ファンタジーだから描ける内容が始まるんだ、っていう冒頭。
わくわくする。

そして劇中の物語とコナーの物語が程よく混じり合うのが良かった。
十代のやり場のない怒り、悲しみ、孤独、切なさ。
唯一の安心基地である愛する母は病に倒れ、父は新たな家庭を築き、祖母は厳格で甘えを許さず、信じられる友はいない。
そういうものはどうやって癒していくんだろうか。
ただただ柔らかく様々な物で傷付けられたその心は…。
やはり周囲の人々の力無くしてはいけないだろう。
そして彼自身が乗り越えていく。
怪物は彼を癒すために現れた…。
怪物は彼であり周囲の人々なんだろうな。


「人は理解出来ないものを嫌う。怖いからね。」

「作り話のような真実なんだ。」

「必ずしもいいものがいるとは限らない。
人間はその中間だ。」

「物語はまるで野獣だ。」

「大抵のものは末永く複雑だ。けどそれでいい。」

「何を考えるかじゃない。何をするかが重要なんだ。」


劇中のセリフどれもいい言葉たちだった。

表裏一体。
全てのものには表と裏がある。
信念のない信仰心は身を滅ぼす。
誰を信じ何を信じるかは自分が選ばなければならない。

エンドロールまで、彼が自分の中の全ての葛藤を乗り越えていく物語なんだと思った。
エンドロールの音楽もいい。
十代の色んなものに押し潰されそうな子たちに見て欲しい、そんな作品だった。
怪物の優しさが沁みる…コナーはずっと罰を与えて欲しかったんだよね、ママに死んで欲しくないけど、近いうちに亡くなるって分かってて、その状態が辛くて、早く終わらせたいって思ってしまう自分が嫌だと思う、とかもうしんどくて…怪物の言葉と、お母さんの「怒っていいよ」って言葉が優しくて優しくて泣いちゃうわ…
この映画の一連の話はコナーの救いになっただろうし、ちゃんと再スタートできる位置に心を落ち着けられたと思う。
あと怪物が語る物語のアニメーションすごく綺麗で何度も見たくなりそう。コナーの使う鉛筆の線とか、流れる絵の具とか、あと怪物から伸びる枝とか、音も画面も気持ちよくてずっとみてられるわー。
母子のお互いを思う気持ちも
おばあちゃんの気持ちも伝わってきて
悲しいシーンはグッときた。

画面が綺麗だし
木のおどろおどろしさもリアル

アニメーションシーンが美しくて
とてもワクワクした。


主人公の年齢が絶妙。

このくらいの年の男の子って、
プライド形成されているから
子供みたいに振る舞えないし

かと言ってまだ甘えたい気持ちも残っているから
寂しい思いすることも多そうだな。

加えて不幸な身の上。
すごく不憫に思って見てた。

部屋破壊は異常だけどね。



けどこの映画、全体像が理解できなかった。
あの3つの話は彼の人生観にどう影響したの?

最初の話は
他者を思い込みで誤解しちゃいけないよ
ってことかと思った

悪く見えるおばあちゃんと
仲良くする流れかなって。
でも直ぐにはそうならなかった。


それで次の話も似たような教訓。

パパを盲信しちゃダメって意味?
と思ったがパパの立ち位置は結局曖昧だった。

3つ目の話に至っては話、特にしてない。



四つめの話にあたる、
主人公の夢の中での気持ちは、
夢の中だけのことなの?

それとも、病気の母親に現実で思ったこと?


大人になるためのイニシエーションが
自分が産んだ妄想の怪物との対話って
どういう事なのかな。

それって自己処理出来るもんなのかな〜?


又は妄想ではなくて、本当に木が見せた幻想?

ママも見てたから
ただの妄想ではなかったようだけど
いやでも木と喋る妄想する遺伝かも…笑

いやもしくは覚えてないだけで
小さい頃ママに聞かされていた物語だったとか?
それが無意識下に現れて…とかいう?

あの木が妄想に過ぎないのはちょっとガッカリ
だけど、でも結局ママが
彼の大人への1歩を助けたって意味では
感動的か。


よく分からないまま終わった。

はっきり示さないことがちょっとストレスになるタイプの映画だった。

ファンタジーでも大人向けなんだから
ストーリーはちゃんと締めておいて欲しい


主人公は自責の念が強い子だったけど

辛い目にあっているのは彼のせいじゃないから
自分を責めるのはやめて良いんだよと言いたい。


ファンタジックな演出は満点。
リーアム・ニーソンの声震える。
怪物の話す物語の絵がとても素敵
「人間は真実を知りながら嘘を信じる」
人間は嫌なことがあった時、真実だと分かりたくなくて自分に嘘だと言い聞かせる
印象深い言葉だった
シンプルに泣きました。
物語の絵も綺麗だし、怪物の瞳も綺麗。
最後の驚きもブラボー!と言える。
話は、きっと難しく考える大人より、そのままを受け取る子どもの方が響くと思う。
父のLAに遊びに来いというあの言葉。行けるわけないだろうが!と怒りたい。
父よりおばあちゃんがよっぽどいい大人。
母と子は素晴らしい絆だし、男の子が最後の最後に本音を言えた事が何より良かった。少年は母親を抱きしめて、少年は母親を手放せる。
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