コマミー

靴職人と魔法のミシンのコマミーのレビュー・感想・評価

靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)
3.9
[自分も他人の人生も変えるミシン]

[スポットライト]を手掛ける前、トーマス(トムでもある。)・マッカーシーは、アダム・サンドラーを主演に迎え、素敵な作品を作りました。

靴職人の男性が、父親が遺した古びたミシンを使って縫った靴を履くと、持ち主になれるというなんとも不思議なミシンを使い、様々な人の人生を変えていくというお話し。

「扉をたたく人」みたいに、モダン的な作品に、ファンタジーチックな物語を合わせた感じの物語。アダム・サンドラーの作品では、「パンチ・ドランク・ラブ」がお気に入りだが、この作品も非常に好きになれた。[ぎこちなさ]が表に出る役が多い彼だが、それが彼の[あどけない面白さ]をひきだすものになっている。
本作では、それがよくひきだせている。

監督は、脚本家として有名で、今後あの「くまのプーさん」の実写版と、「くるみ割り人形」の映画化にも携わっている。

本作での、[ぎこちなさ]をひきだす力も、いずれの2作にもそれが生かされていると、願いたい。

ところで皆さんが、一瞬だけ別人になれるとしたら、どうゆう人物になりたいですか?

一瞬だけ、人生が変えられるなら…。
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