ちろる

good-byeのちろるのレビュー・感想・評価

good-bye(2014年製作の映画)
3.6
この間観たフロリダ プロジェクトのムーニーたちとは違い、街の片隅で何だか申し訳なさそうに生きる親子3人の姿が切なかった。
こう言っちゃなんだけど、安藤玉恵さんはこういう貧困層の役がとてもハマる貴重な女優さん。けど今まで観てきたような風俗やスナックに勤めるミニスカートバリバリな女性ではなくて、弱くて、優しすぎる儚げなお母さん役だった。
ネカフェで密やかに暮らす先を見えない母の苦悩と娘の苦しみが痛々しすぎた。

住所がなくなってしまった人間に社会はとことん冷たいけど、こんな幼い娘2人を連れたシングルマザーを守る術は他に無いのか?
それとも彼女が何らかの理由で受けるべき社会的サポートを拒んでいるのか?

全容は明かされないままだけど、最後に歩く3人の姿に少しだけ幸せそうにも見えて、もう何も言葉が思いつかなくなってしまった。