noritakam

ファンシイダンスのnoritakamのレビュー・感想・評価

ファンシイダンス(1989年製作の映画)
4.0
最好映画。047「ファンシィダンス」1989年。
後に「Shall we ダンス?」で著名になられた周防正行監督の初期映画。 これ、じわじわ効いてくる映画です。笑いなんですが、登場人物の誰一人として大声を出しません。漫画が原作なのに、しずか〜な映画です。 音楽もほとんどかかりません。画面もフィックスです。移動もパンもありません。ある種の規則に縛っているのに、画面から役者さんから異常に面白いんです。本木雅弘さんが嫌味を言われてつるりと坊主頭をなでる瞬間、トイレでぞうきんを落とした瞬間、クスリと笑えます。竹中直人さんが最初はコワくて、後におかしな先輩を演じていますが、抑えめです。 でも面白い!お坊さんの世界を普通の人目線で見るとこうなのかと妙になっとく。エンディングのプリンセスプリンセスの主題歌が流れるまで、完璧に映画は規則正しく進みます。( 本当にそこだけ残念) ちょっと疲れたけど、やかましい映画嫌だな、と思ったら必見です。 周防正行監督コーナー、ありますね。 https://www.imdb.com/title/tt0097330/
noritakam

noritakam