銀幕短評(#348)
「ぼくたちは上手にゆっくりできない。」
2015年、日本。1時間 42分。
総合評価 △(マイナス、あるいは氷点下)34点。
足もとをすくわれました、油断して。
最近、どの映画を観れば いまこの時間を人生を楽しめるのか、さっぱり分からない、わからない、わからない。映画好きが大スランプにおちいったまま何日か無為に過ぎている。せっかくの 14連休、じゃなかった在宅勤務続きなのに、なんともったいないことだろう。
この映画(小説家 3人による 3本のオムニバス)は、どれもこれもくだらない。秤売りで どれもだいたい △12点だ。岸井ゆきのさん目当てで油断したなあ。こんな脚本しか書けないなら、小説などもっとつまらないのだろう。現代の日本にシェイクスピアはいないのか。夏目漱石はいないのか。
またこの 3作には、どれもコーヒーをわざわざ中途半端に絡めてアクセントとして登場させている。わたしのコーヒー好きは、これまで何度か触れてきたけれど、あれら3つはどれもおいしそうな抽出方法とは見えない。わたしのコーヒー好きの程度ですか? これまでの一店での最高注文量は 10杯です、5,000円きっかり。もちろん自分のぶんだけですが。こんな映画レンタルしないで、コーヒーを飲めばよかった。どのみち飲むけれど。
あああ おいしいコーヒーを淹れてあげるので、映画の神さま おもしろい映画を教えてください。あ、神さまはいないのだったな、たしか。