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ワンダーウーマンのodyssのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
4.0
【ガル・ガドットの魅力 + 丹念な描写】

古代ギリシャからアマゾン一族(つまり女戦士)が住む島に、王女として育ったダイアナ(ガル・ガドット)。

しかし時は古代からはるか下って第一次世界大戦、つまり20世紀初め。
英国のスパイとしてドイツ軍内部を探っていたアメリカ人青年の飛行機が島の近くに墜落。ダイアナは青年を救うが、追ってきたドイツ軍が島を襲い、戦闘状態に。アマゾン戦士たちは何とかドイツ軍を殲滅したものの、ダイアナは大戦をやめさせようとしてアメリカ人青年とともに英国に向かう・・・

ヒロインが古代ギリシャのアマゾン族に生まれ育ったという経緯をしっかりと描いている。こういう部分を手抜きせずにちゃんと時間をかけて観客に提示するのが正統的な映画作法。

加えて第一次大戦期のヨーロッパの各国事情を(フィクションもまじえて)丹念に描いているので、単なるスーパーヒーローものにとどまらない厚みのある映画になっている。

ヒロインを演じるガル・ガドットはミス・イスラエルに選ばれたこともある文句なしの美人で、またイスラエル人なので女性ながら兵役の体験もあり、アクションシーンも申し分ない。主役女優の魅力も大きい映画である。
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