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ワンダーウーマンのJAMのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.6
アレスのせいだ!全部アレスの!

周囲の評判が良かったのもあり、滅茶苦茶期待して見に行った割にはあんまり盛り上がりきらなかったというのが正直な感想です。自分のセンスを疑いだしたら、娯楽は楽しめない物と化してしまう訳ですが、やー.....そうかぁ..。
そんな感じで本編。
強い女性が全編を通して描かれる本作,ワンダーウーマンであるダイアナはとても魅力的なキャラクターでした。宣伝等々で目にした天然系ヒーローというキャッチコピーは一体なんやねん、とは思ってましたけど序盤は似たような物です。
井の中の蛙大海を知らず。
世間知らずで、ある種時代遅れとも言える固定観念を持つダイアナの序盤の的はずれな行動っぷりは非常に可愛かったです。強く美しく高潔であると同時に、人間の汚れを知らないピュアな女性でもあるんですよね。スティーブとの掛け合いがなんだか初々しくて好きでした。
そこからの戦闘シーン。無敵とはまさにこのこと、銃や戦車を物ともせず単身力を振るうワンダーウーマン。清々しさはMAXです。戦争映画などで描かれるような真に迫るリアルさはありませんが、そんなチープな戦場を暴れ回るヒーローを見ていて心は滾りますよ。
ただ、やっぱり二時間半は長かったです。
不要なエピソードがあったかと言われると、そんな事はないとは思うんですが全編通して食い入るように見れたかと言われると、首を横に振ります。毒ガス博士辺りはビジュアルが良かっただけに、もう少しキャラクターを見ていたかったんですがねぇ.....。
スティーブは最後のあの台詞で全部持っていったので文句無しです。超カッケー!
ラストバトルは可もなく不可もなく、インフレもいい所のバトルではあるんですがどうにも盛り上がれませんでした。
以上、ワンダーウーマン。


あのドレスコードのゴッドキラーは流石に無理があるだろ。何であれでバレねぇんだよ。
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