70年代、リンダーカーター演じるワンダーウーマンは、吹替をした由美かおるの艶っぽい声と、グラマーな姿がとても印象的だった。
そして、長い長い時を得てのリブート。
とにかくガル・ガドッドが秀逸。
バットマンVSスーパーマンで登場済みなので目新しさは無いが、主役として大暴れする姿はワンダーそのもの。
少々天然でおてんばなダイアナをガルちゃんが小気味よく演じ、戦闘シーンではその強さが全面に出るという、強弱加減がなかなかよい。
イスラエルの兵役が役に立っていないはずはない。
共演はスタートレック カーク船長役でお馴染み、クリパことクリスパイン。
適度な軽さと行動力が好感もてる。
が、もう少し堅物な男でも良かった気もする。
ストーリーは、前半のセミッシラ島での出来事は丁寧な描写でファンタジー感溢れ、中盤からの俗世間のとギャップは、よくある手法ではあるがダイアナのコミカルな面を見せる演出は好感。
後半は、DCコミック的展開になり、既視感というか、ありがちで想像の範囲内なのがもったいなかった。
ファンタジーから現代世界に移り住んだワンダーウーマンの今後の活躍には、さらなる期待しかない。
ちなみにお隣の女性はポロリと涙を流していたようでした。