主演女優、女流監督、原作漫画、原作者すべてフェミニズム関連で占められているこの映画がパクっている名作『ローマの休日』も、よくよく考えてみれば女性解放ムービーの魁のような内容だ。
手かせ足かせで自由を奪われている某国王女が、ローマ訪問時に身分をかくして束の間の自由を満喫。ラストには、用意されたスピーチではなく自分の言葉でローマへの想いを語るといったストーリーにフェミニズム性を見い出だし、本作に重ねた演出はなかなかのもの。
登場人物の設定や言動の二重性がキーとなって物語が展開する『ローマの休日』、近年になって赤狩にあってハリウッドを追放されていたダルトン・トランボが別名で書いた脚本であることが判明したという。
この『ワンダーウーマン』の主演女優もまた、バリバリのシオニストという正体を隠し、フェミニズム運動家としての側面ばかり強調するパフォーマンスで話題沸騰中だ。グローバリズムvs国家主権が問われた大統領戦敗北の原因をフェミニズム問題にすり替えたヒラリーのように。
単なるお馬鹿なアメコミムービーではない、結構深ーい映画なのかもしれません。(なんつって)