OASIS

ワンダーウーマンのOASISのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

DCコミックスのヒーローで「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」にて初登場したワンダーウーマンが主役のアクション作品。
監督は「モンスター」の女性監督パディ・ジェンキンス。

DCコミックス原作映画が微妙な評価ばかり続く中、この一作でその風潮を盛り返したという。
確かに、それまでのDC作品には無かった程よく力の抜けた明るさや、変にウジウジとせず一本芯の通った主人公といった要素が加わってようやっと一本の作品としての完成度が高くなったと思う。

しかし、まずリアル寄りなのかSF寄りなのかハッキリとしておいて欲しかった。
ダイアナが部族の島で成長して行く過程や戦場で人間離れの活躍を見せるくらいまでは、まだ現実から地続きとしてとらえることが出来たが、敵の軍神アレスが出て来た辺りから突然舞台が別次元になったようにガラリと変わった。

アクションのスピードや迫力は大したものだが、会話のシーンになると変にモタついてテンポがゆったりしたものになるのはいただけなかった。

ガル・ガドットの美貌とスタイルをより一層引き立たせるスローを用いた演出は、女性監督ならではなのかキメのカットの連続でその美しさは充分に堪能出来た。
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