塚本

ワンダーウーマンの塚本のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

先日のレビューにて、『ジャスティス・リーグ』が、今後ワーナー(DC)がフランチャイズを展開する上で、決定的な歯車のハブになった…とかなんとか書きましたが…いやいや、その流れを変えてみせたのは紛れもなくこの「ワンダー・ウーマン」ですよね。
8回裏で満塁ホームランで、逆転したのが「ワンダー・ウーマン」、9回表に三者三振で一点を守り切ったのが「ジャスティス・リーグ」。

1986年に出版されて、それまでのヒーローものの見せ方を、ダークに染め変えちゃったフランク・ミラーの「ダーク・ナイト・リターンズ」の呪縛、自家薬籠中から一転!、見事なまでに“今”の正義を真正面から叩きつける、ヒーローが誕生したんじゃないでしょうか。

…ひとつ苦言を呈するとすれば、ラストのクライマックスですかね。
あそこで本物のアレスを出しちゃった時は、あちゃー、とズッコケました。あくまでも象徴としてのアレス、人間が抱えるダーク・サイドとしてダイアナを納得させて貰いたかった。
これは、“ダルトン・トランボ”の「ローマの休日」・西部戦線版なんやから。

….主演のロビン・ライト!、、、あ、いや、、ガル・ガドットさん。
こりゃ、とんでもない逸材が現れましたな。
塚本

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