ペジオ

ワンダーウーマンのペジオのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
4.0
アレス絶対殺すウーマン

ダイアナさんの良く言えば「一本筋の通った」、悪く言えば「単純」な正義
困っている人がいたら助けるし、悪い奴がいたらブッ飛ばす
進歩に伴って複雑化する世界で暴れ回る彼女を見てると「あーこんなシンプルで良いんだ」とハッとさせられる
「救うに値しない世界」であることを理解しながら、「それでも救うのだ」という結論はヒーロー論としても成熟したものだろう(この辺の悪役との問答はメトロン星人を思い出した。)
過去のヒーロー映画の常であった(DCEUは特に)ウジウジ悩む事をせず、まず「行動」できる彼女が羨ましくもあり

「女性ヒーロー」を描くにあたって、ガル・ガドットのカッコ良さは勿論、「ヒロイン役」に撤したクリス・パインが素晴らしい(いや本当にヒロインとしてメチャメチャ有能だと思う。)
ヴィランのルーデンドルフとドクター・ポイズンも憎たらしくて最高(この二人の関係性が良いね。ガスマスクのくだりはホント好き。仲良いなオマエら。)
戦争アクションとして「愚連隊」風味も各自個性的で良い
相変わらずの暗めの映像ではあるのだか、銃弾を籠手で弾く際の火花が分かりやすく格好良いので結果OK
粗が無いとは言わないが、それ以上に好きなところが多い映画だ



一言で言えば「キャプテンアメリカ一作目の上位互換」である
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