吉田ジャスティスカツヲ

スプリガンの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

スプリガン(1998年製作の映画)
3.5
父が皆川亮二の作品本を初版で全部持っています。

スプリガンに関しては、以前スチームボーイという映画でも申し上げた感想に近いです。
映画全体ではなく【部分部分の尺の取り方を間違えたな】が私の総評です。

作画は完ぺき‼︎
キャラも魅力的‼︎
ストーリーもトンデモ設定ですが原作を読まずとも、まぁついていけますよ…


では、この映画はどんな点が良く無いのか?
それは【コミックを読み進め解釈する早さってその人により違うからイイ】のに、映画になるとその早さって作り手の感覚に統一されてしまう。

そして少なくとも私にとっては、作り手の感覚、楽しんで貰えるように考えた早さのバランス、をハズしてしまったように感じます。

主人公:御神苗優の本職は高校生。その裏側で命懸けのアルバイト【世界遺産を護る傭兵】をしています。
だからもっと一般ウケする為には、17歳の高校生らしいパートと傭兵業のパートを50:50くらいで描けば面白いハズなのに。