じぇるね

リリーのすべてのじぇるねのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
5.0

【あらすじ】

風景画家のアイナーと、妻の肖像画家のゲルダ。二人は結婚6年目で子供を望むが出来なかった。
ある日ゲルダの絵のモデルが遅刻し、代わりにアイナーがドレスを手に持ち、靴とパンストを履きポーズをとることに。その出来事を発端に、彼の中の女性的な側面『リリー』が顔を出すことが多くなるーーー。


【感想】

神様の間違いを正してもらうのーーー。

文句なしの作品。
見た後に映画に引っ張られるくらいの没入感。
後半ボロボロ泣きました。

エディ・レッドメインの出てる映画、『ファンタビ』と、『イントゥザスカイ』しか観てないんだけど、こんなに演技力の高い人だったんだとこの作品で思いました。

アイナーの中にいるリリーが顔を出す瞬間の彼の表情とか、切ない笑い方とか、全くアイナーとは違う『彼女』の笑い方とか!!

仕草、表情、女性的な演技の上手さ。
リリーがそこにいるとしか思えませんでした。

この作品のために体も作ったのかなと思うくらい細くて、少し丸みのある体型が尚更女性的でした。

ドレスを当ててポーズをとる姿が印象的だし、とても綺麗😭

実際にいた人をモデルにしてるんだね…この映画を見て初めて知りました。

鏡を見て切ない表情をするシーンが胸にぎゅっと刺さって忘れられません。

ゲルダの決断は辛かっただろうな。自分なら耐えられるのかな?
親友のように振る舞う彼女の強さ。
ベッドの薄いカーテンで色々考えてしまったよ、私は😭

忘れることのできない映画の一つになりました。
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