たま

リリーのすべてのたまのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
5.0
これトム・フーパーだったのか!わかってればもっと早く観ていたのに。実際観るまでベン・ウィショーがリリー役だと思ってた(笑)

主演夫婦二人がとにかく美しくて、葛藤と互いへの向き合い方が切なくて、こちらの心が掻き乱される。同時にファンタビ観たくなる葛藤もあるんですけど(笑)、あとハンスがプーチンにしか見えないんですけど(笑)、徐々に女性としての自分を見つけて行くエディの芝居に言葉もない。列車でドイツに立つあたりからもう涙が止まらない。

トム・フーパー監督はチャンネル4でやったTV映画「エリザベスI」(ヘレン・ミレンがエリザベス1世という絶対的安定感)で重厚な空気感を完璧に制御したスーパーリアルな演出に魂を持っていかれました。今作までその作風は変わらず。全ては主題となる人物への完璧な舞台。圧倒的信頼感(惚)
たま

たま