ゲルダの描き方が一歩足りない。
ゲルダはアイナーを失う悲しみに耐えながらも、なぜリリーを愛したのか?
その愛はアイナーへの愛なのか、リリーへの愛なのか。
両方なのか。
というとことが肝だと思うのだが、結果とその葛藤も伝わら無い。
リリーも、結果ゲルダをどのように愛したのか分からない。涙
なんだか家族愛?と片付けてしまっている雰囲気にすら思える。
複雑なジェンダー同士こそ、初めての性転換手術に至る、という化学反応が見たかったが、リリーが性転換するだけの物語になっている。ゲルダのジェンダーが不明。
単純に、アイナーを失い悲しみと戦う妻というわけではなかったと思うのだが。
ゲルダが「リリー」と呼ぶシーンはとにかく切ない。
アリシア・ヴィキャンデル、美しーーーー!!