Yoshiyuki

ある天文学者の恋文のYoshiyukiのレビュー・感想・評価

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
3.5
“秘密の恋”の関係性がわからなかった。
はじめは、不倫なのかと思ったけれど、エドの娘と息子は登場するが、奥さんが出てこない。
そこが重要なのかと言われるとそうでもない。
だけど気になる。
ふたりにとっての障壁のひとつとして取り入れただけで、深く掘り下げる箇所ではないのかもしれない。

最愛の人から届く手紙やメール、DVD。
亡くなっていたと知ったときの衝撃は計り知れない。
でも、その後も次々に届く。
一時的には悲しみは和らぐが、逆に増していくんじゃないか。
エドの日に日に弱っていく自分を見られたくないというのは分からなくもないが、その姿を見せることも愛情ではないのか。
どうしても伝えたいこと、伝えるべきタイミング。
それらを計算することができるのならば。

星の誕生や消滅を人間になぞらえてるところは難しかったけれど、面白い発想だなと思いました。
Yoshiyuki

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