きぬきぬ

ふたつの名前を持つ少年のきぬきぬのレビュー・感想・評価

ふたつの名前を持つ少年(2013年製作の映画)
3.7
実話を元にしたウーリー・オルレブ作児童文学「走れ、走って逃げろ」が原作。第二次世界大戦下ポーランドの過酷な状況を生き延びる為、ユダヤ人としてのアイデンティティーを失った少年のまさしくサバイバル。それはパルチザンに参加した親族を持つ女性にキリスト教のふりをすることを教わり、その嘘に助けられてきた為でもあるし、少年がまだ民族意識が理解しきれていない幼さだったおかげでもある。彼が賢く強く、優しい少年であったことで助けてくれる大人もいたのだなあ。
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