広島カップ

プレデター2の広島カップのレビュー・感想・評価

プレデター2(1990年製作の映画)
3.0
本シリーズの一作目、シュワちゃんとプレデターのジャングルでの激突がパワフルで大変面白かったので、二作目の本作を初めに観た時はシュワちゃん無しで果たして成立するのか?ジャングルからロス市街地への舞台変更は大丈夫か?と少し気を揉ませました。

いきなり派手な銃撃戦から幕開けしたりして二作目にありがちなやや大味な作品になっている嫌いはありますが、プレデターの新側面が見られたりダニー・グローバーも頑張っていたりしてなかなか面白かった。

プレデターも早々と彼お得意の熱感知視線で登場してきて、最初に血祭りにあげたのがコロンビア系麻薬団とジャマイカ系麻薬団。
なのでもしや今回は汚い街の掃除をしてくれる善玉プレデターか?なんて一瞬思ってしまいました。

ロス市街はジャングル同様かくれ場所が豊富にあるし、透明年輪状の雲隠れの術を駆使し憎いほど神出鬼没なのも前作同様嬉しいポイント。

一方プレデターの新側面としては闘いの勇者に対しては相手がたとえハンティングのターゲットであっても敬意を表すというところはただの野獣ではなくキチンと精神的な教育を受けた戦士であると思わせてくれましたし、薬を調合して患部に丁寧に塗りつける傷のセルフケア風景と、「ウォ~、シミルよ~」という痛がり方は笑えました。
そう言えばターミネーターもセルフケアをやってましたがアッチは淡々としたものでいい対照をみせました。
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