溜まり放題のHDD録画の中から…今日は寒すぎて思わずコレをチョイス。
(デジタルリマスター版)
これまたゴダールで、もう何回目のリピ鑑賞になるんだろう。。
BB、ミシェル・ピコリ、アメリカ男優ジャック・パランス、ドイツ人監督フリッツ・ラング、、というユニークな人選キャスティング。
サンサンとした陽光降り注ぐカプリ島舞台に、(フリッツ・ラング本人が監督を演じて)映画撮影の過程を踏みながら、倦怠期の夫婦の痴話喧嘩の様子をまったりと。
終始BBが裸で寝そべっている印象。
クタールのカメラがじっとりとなぞる完璧な曲線美。
特にプリっとした美尻はもはや立派な美術品!
ゴダールといえども本作ではBBをヴァディム作品のままにBBらしく撮ってて、しかもそのファッションも大好き。
ネイビー細ボーダーにタイトスカートに幅広ヘアターバン、ノースリーブに膝丈ふんわりスカート…♡
まぁ、基本ヌードなんだけどw
ピコリが、上半身裸だろうがハットを被りっぱなしなのもどこか色気があってゴダールの小粋さを感じる。
カプリ島の美しい海とBBの映像美に加えて詩的なセリフ、大袈裟で悲壮感たっぷりのジョルジュ・ドリューの音楽も本作をアーティスティックに仕立てあげてる。
プロットじゃないんだよね。
瞬間瞬間で変わる女ゴコロと気怠い夏のイメージ…
何が好きって、単刀直入に言うとお洒落だから!