中学、高校生くらいで観ていたら、人生が少し変わっていたかもと思う作品。
フランス映画は大体途中で眠くなるか、二度に分けて観ることが多いが、この作品は最後までまさに、軽蔑、に引っ張られた。
自分が大学生の頃、プラトニックで煮え切らない態度を取っていた相手女性に、ある日から猛烈に冷淡な態度を取られ始めたヒリヒリする記憶が蘇り、この映画に頭を小突かれたような気がした。
燃えるような恋から、誰も寄せ付けないような盤石な愛に、という幻想の儚さと男女のリアリティは、製作から長い時を経た今も全く変わらない、気がする。
軽蔑されないように気をつけて生きねば、と思いつつ、軽蔑されないように気をつけている時点で軽蔑に値する気もする。
意味不明な感想ですみません。