おーちゃん

軽蔑のおーちゃんのレビュー・感想・評価

軽蔑(1963年製作の映画)
3.6
死ぬまでに観たい映画1001本より

ジャン=リュックゴダール監督作品、鑑賞三本目。
割りと好きです。昼メロドラマだけど。

「昼顔」にも通じるものがあります。
映画と夫婦の崩壊と正にゴダールが描きたかった自分自身の造形。
けっこう愛に対して歯痒い思いをしたようです。

ヒロインの肢体がとても綺麗な曲線美で見とれてしまいました。セミヌードでこんなにも艶やかに見させるのはさすがです。むしろセミヌードだからこその感覚だと思います。

無意味な会話劇が延々と続くのはもはや慣れてきましたね。
男女の無意味な会話は何とも不毛。タランティーノの会話劇の方が見応えがあります。
でも、そういう会話だから夫婦であって、脆いものというのもよく理解できる。