おけい

ファイナル・アワーズのおけいのレビュー・感想・評価

ファイナル・アワーズ(2013年製作の映画)
3.5
隕石落下による地球滅亡までの12時間のカウントダウン。

どうせ皆死ぬんだと自暴自棄。やりたい放題、強盗強姦、馬鹿騒ぎする者、人を傷つける者が続出する。苦しんで死にたくないと自殺者多数。

主人公ジェームズ(ネイサンフィリップス)は二股をかけるような男で母親も大事にしてないお世辞にも立派な人とは言えない、何処にでもいるような人物だ。

そんなジェームズは一人の彼女と愛し合った後、妊娠を告げられるが彼女を置き去りにして、もう一人の彼女の元へ。

その途中、暴漢に襲われそうになっていた一人の少女をどうしても見捨てることが出来ず助けます。ここで、見た目はいわゆるワルですが、根っからの悪人ではないことがわかります。

最初は嫌々ながらでしたが、そのうちその少女を父親のところに連れていってあげることが自分の使命だと悟ります。

あなたなら、誰とどう過ごしますか?と問題提議された作品であり、オーストラリア産ディープインパクトといった感じですが、ディープインパクトのように科学者や博士の視点ではなくありふれた人物の視点である点がよりリアルかもしれません。

私はどうせなら、これから起こることが、人類そうそう体験できることもない経験になるだろうから…見物しながら綺麗だなと死にたいな…

そういう意味では本作のラストに共感できました。
おけい

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