『光をくれた人』(2016)
原題:The Light Between Oceans
監督:デレク・シアンフランス
悪くはないが、前半の退屈さとラストの淡白さが少し残念な作品。
アリシア・ヴィキャンデルもマイケル・ファスベンダーもハマり役でとても魅力的。
親子の絆は「血」か「時間」かという『そして父になる』的なテーマは興味深く見ることができた。
オーストラリアの景色も美しく、物語もとても丁寧に作られている印象で好感を持てる。
ただ、特に前半部分についてはその丁寧さが裏目に出てしまい退屈だった。
レイチェル・ワイズが登場するあたりから、物語は加速度的に面白くなるが、物語の締め方は少し淡白に感じる。
もう少し面白くなりそうなテーマなのに惜しい作品だった。