パンダ

光をくれた人のパンダのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
4.3
最初から、泣けました。トムの背負っている戦争体験による心の闇が、灯台守の仕事と静かな風景によって、よりいっそう深い孤独感として感じられました。
そういう彼だから、一旦は、妻の思いに寄り添って、してはいけない行動に出たけれども、本当の母親に子供を返す行動をとったのは、彼らしいし、そうしなかったら、また彼が、自分自身を失っていたと思う。でもどんな結末になろうと、妻に対する愛情が、
変わらなかったのが、泣けます。
また、ハナのご主人の言葉も耐え難い経験から、出てきた言葉だと思うので、胸を打ちます。もちろんハナの決断も。
久々に最初から、最後まで泣かされた映画でした。
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