トムとイザベルの出会いからいちゃつきMAXなシーンは勝手にやっとくれオブザイヤーに認定したけど、物語が転落してからは泣きまくってしまった。
「八日目の蝉」とかもだけど私はこの手の話にはとにかく弱いんだ。
善悪とか倫理上の問題じゃなくて、子どもが欲しいっていう彼女の「業」にも近い想い、現代よりもずっとこの時代の方がその重圧は大きかっただろうし、それに対して「子どもが望めないんだったら仕方ないでしょ、諦めなさい」とは私はどうしても言えない。
一見陳腐なメロドラマだけにシアンフランス監督が撮る必要性が特にないというのも理解はできて、「ブルーバレンタイン」の感じを期待するともっと救いのないラストに持って行ってもいいとは思うんだけど、個人的な好みの問題で、この程度におさめてくれて助かった…
と言いつつ大きくなったルーシー・グレースに全然50年代っぽさがないのはどーかと思うんよ…あんだけ綺麗な映像撮ってんだからそれくらいのディテールには凝ってよ…
とかなんとか言いつつ結論としては「レイチェル・ワイズ様優勝〜!!!」です!!