感動作品かと思っていたけど、ちょっと違いました。
誰がよくて誰が悪いとか、簡単に分けられない難しい議題…。
無人島で灯台守をするトビーとイザベルの夫婦。2度の流産という悲しみに傷ついた日々を送っていたある日、島に一隻のボートが漂っているのを見つける。そこには一人の男性の遺体と赤ちゃんが乗っていた。
“黙っていればわからない”と、自分達の子供としてその赤ちゃんを育ててゆくが、故郷に戻った時に赤ちゃんのお母さんを見つけてしまい…トビーは伝えるべきか悩み始めた…
アリシアヴィキャンデルのかわいいお顔が初めてちょっと憎たらしくみえてしまった。「わがまま嬢ちゃんか!」
それでも嫌いになれなかったのは、2度の流産はあまりにも気の毒すぎて、赤ちゃんを抱く幸せな気持ちを味わわせてあげたいと思っちゃったから。
旦那のトビーは「まじめか!」と誰もが突っ込みたくなるであろう性格。
まじめと欲(赤ちゃんを自分の子供としておきたいという欲)の狭間で苦しむファスベンダー(笑)←
もっとニコラススパークス的な物語をイメージしていた為、重い議題に終始どよ~んとした気持ちで鑑賞…。
二人はとても愛し合っていて羨ましいなぁと思っていたのに、事件が起きるとイザベルの態度が豹変…。
夫婦の愛情の脆さたるものが露呈しており、これにもまた「う~ん…(¯―¯٥)」と唸るワタシw
最後はあれでよかったんかなぁ…?
スッキリハッピーエンドはそもそも存在できない話なのかも。