Canape

光をくれた人のCanapeのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
4.5
島に流れ着いた赤ん坊を拾った夫婦と赤ん坊の実の母の葛藤と愛の物語。全員に感情移入して苦しくて辛かった・・けど見て良かった。望まない妊娠、不妊、それより辛いのは流産。もっと辛いのは成長した子供を奪われること、成長を見届けられないことだろう。渇望する願いに勝る良心と深い愛情。愛する子供にとって最良の選択とは。赦しとは。静かな感動が胸を満たしてうまく画面が見れません。死んだ魂を取り戻し柔らかな表情に変わる。静かに広がる海と曇った空から零れる陽の光。愛した人が導く先に広がる人生。綴られる心と言葉の美しさ。子は授かりものというけれど、本当にそうなんだなぁ。お洋服がとっても素敵。特にルーシー・イザベルが着ていた仕立てのいいコートや柔らかな色合いのお洋服がとっても可愛かった。
解釈はネタバレに。
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