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ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜のmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.5
銭形が活躍する今作。
物語を面白くするためには、主人公のルパンを万能にせずに常にピンチを与え続けることが大事。
テレビシリーズのルパンは、銭形がいつも無能なコメディリリーフな事が多い。でも銭形が活躍した方がルパンの足かせになるので、物語が膨らむんだよね。

今作はそれだけじゃなく、次元は虫歯で、五ェ門は敵に斬鉄剣を盗まれ、仲間も弱体化。今作ではルパン一味が常に後手に回りピンチになる。だから面白い!

巨大テーマパークの経営者が実はクローン技術を利用した兵器開発の武器商人。
徳川埋蔵金を狙うルパンはその鍵になるは徳川慶喜のガラス乾板を狙うが、そこには遺伝子技術の秘密が隠されていた…という話。

銭形を取材する雑紙編集者に林原めぐみ。敵のボスには山寺宏一と、ルパンらしからぬゲスト声優陣。

ルパンたちが弱体化すれば、敵も非現実的な強キャラである必要も無くなる。
やたらと戦闘ヘリで追いかけ回す元傭兵とかの敵。ルパンの超発明品とウルトラCな窃盗術・無敵過ぎる次元の銃撃と五ェ門斬撃などワンパターンな展開が無くなるので、とても地に足のついた内容になる。

前作のワルサーP38と今作はルパンの面白さを再構築した、実に意義のある作品だったと思う。