らくだ

ゴーストバスターズのらくだのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)
4.0
心霊現象を研究する物理学者・エリンは、過去に出版されたオカルト書との関わりが発覚したことで大学を追い出されてしまう。同じく別の大学を追い出された共著者のアビーたちと共に研究所を立ち上げ、ニューヨークにはびこるゴーストに立ち向かっていく…という、伝説の作品を現代にリメイクしたポップなオカルト・コメディです。

メインを張るゴーストバスターズ4人(と受付のアホ)の個性とビジュアルの圧力と根性の太さがメーターを完全に振り切っていて、もう始まりから終わりまで完全に「強い」んですよね…4人全員がめちゃくちゃ強くてカッコいい…特に武装して揃い踏みする所は最高です。
そして、基本的にどの登場人物も、敵役ですらもいい意味でコメディの文脈で動くので、周囲の不理解による対立や迫害はありつつも、それによるいわゆる悲壮感のようなものは感じさせず、終始ゴキゲンなパワーで溢れています。なんせキャラクターが全員アホしかいないので…悲壮になる要素がない(アホは悲壮感が無いので)
物語のギアは少しずつ回っていくので、一度上がれば途中のペースダウンは感じさせずに大ボスの登場でテンションを上げてくれるし、最後もしっかりハッピーエンドで締めくくり、後味も爽やかで、「こまけぇこたぁ良いんだよ!面白いか楽しいかどうかの方が大事だ!」という意気込みを感じる、問答無用で楽しい気持ちになれる作品でした。

この4人の今後のゴーストバスターズ稼業がもっと観たいな!って思うのは、彼女たちのキャラクターの良さなんでしょうね
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