とり

ゴーストバスターズのとりのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)
3.5
平凡な女性たちが主人公の映画
技術とクリス・ヘムズワースさんの無駄遣い映画
3D上映に未だ踏み切れない人にすすめたい
カッコイイ霊柩車を拝みたい人にもすすめたい

主人公は博学だけど、中身はいたって平凡で客席の多くの女性たちと大差がない
その分、女性は観ていて(彼女らが受ける仕打ちに)イライラするし、男性は(彼女らの本筋からの脱線ぶりに)イライラするんじゃないかと思う

終始「一体なにに気を遣いながら映画を作っているんだろう?」と思ってしまったので(-1)
主人公にいわゆるアラサーで顔面偏差値の低い女性たちを据えることは、映画を作る上でいろいろ苦労があり、なんやかんや大変なんだろうなと思った

主人公が女性であることに全く異論はないけど、考慮・配慮しなきゃいけないマジで面倒くさい人たちや団体や企業なんかが今の世の中には膨大にあり過ぎて、映画を作る段階で大きなハンデになってるように思った

ストーリーは贅肉が多かったので(-0.5)
本筋をスムーズに進めるための筋肉が少なく、雰囲気をやわらげるためのサイドストーリーやジョーク(贅肉)とバランスがとれてない

キャラクターのインパクトが今ひとつ足りない
「コイツはオバケ馬鹿」「コイツはメカオタク」「コイツはパワーキャラ」みたいなキャラ付けがぼんやり薄味
メカニック開発者がいいとこどりで、イチオシするなら彼女
あとメトロカード販売員もいい感じだった

主人公らの家族が出てくるわけでもないし、一般市民にバッシングされるわけでもないし、彼女たちはマジで幽霊だけと向き合って戦っている感が強かった
作品としてそれが正解なのかもしれないけど、「主人公を女性にしたからにはそれを活かした本編にしなくては感」と「終始何かに気を遣ってる感」が強かった分、本編をどう観たらいいのか(観せたいのか)よくわからないままだった

ピンチになる回数と度合が物足りなかった
終盤の白髪になるまでのくだりはよかった

子供の頃に観ていたゴーストバスターズの霊柩車(ECTO-1)が復活してて、それは嬉しかった!
カッコイイ!!

メカニック関連もカッコイイ!!
もっと!もっと見せ場があってもいい!
パンチのやつ特に好きです

幽霊たちもいろんなタイプが出てきて、3D上映で観たんですけど、これは大正解でした!!
飛び出す幽霊と緑のゲロ!!
最高!!

EDは本編より技術とケヴィン役クリス・ヘムズワースさんの無駄遣いがすごすぎて笑ってしまった
公務員の皆さんもお疲れ様です

エンドロールの後は、昔のゴーストバスターズに出てきた「ズール」という言葉が出てきて、場内が「???」って空気になってた
続編でもあるのかな??

ざっくり、雑なあらすじ

昔の同人誌を相方が勝手に再販して職場にヲタバレ、即クビ
相方に文句を言いに行ったら幽霊オンリーイベントに売り子として参戦させられる
大手壁サークル主とCPで一悶着したけど、ROM専から無言拍手いっぱいきたからめでたしめでたし

続編があったら、それも観たいと思います
過去のゴーストバスターズをもう一度おさらいして、本作を見直したらいろいろ発見がありそうなのでたのしみです!
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