叡福寺清子

THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッションの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

3.4
3つ目の願い 聞いたがその命 なくならなかった 善行かな
こんばんわ三遊亭呼延灼です.若い方は知りませんかね都々逸.七・七・七・五が基本です.詳しいことはwikiさんにお尋ね下さい.
元絵描き志望,現在贋作作家で絶賛監獄中のレイさん.ステージ4の脳腫瘍な息子と暮らすため,ヤヴァイ人に仮釈放させてもらいました.見返りは「モネの贋作描いて本物とすり替えてこい,ついでに鑑定士用意しな」である.
物語は贋作製作40%,レイさんの元詐欺師の父親,ジャンキーな元嫁,そしてレイさんと息子のウィル君15歳の家族交流60%の構成で進む.
最初ぎくしゃくしてたレイさんとウィル君が仲良くなる姿観てたら,モネとか警察とかヤヴァイ人いらないんじゃねの?って気がしてきた.特にウィル君が3つの願いを口に出してからの愛おしさ.ショタ属性のお姉様方にオススメです(ってか15歳はショタにとってはボール球け?).ウィル君は頭も良くって気が利く.元嫁ジャンキーがウィル君と初めて会って「NYに住んでるの,今度遊びに来てね」ってついた嘘にもわかった上で騙され続けてあげた,その優しさ.罪の域である.
そして私のようにジジィ属性にはクリストファー・プラマーが用意されている.そのプラマーが嫁の墓標に「孫がもうすぐそっち行くから,よろしく頼む」ってシーンは目から水が垂れそうだった.
目が水といえばラストのタヒチの砂浜.あの余韻なんなん.儚い希望を語り合う親子の言葉できない表情なんなん.あれはずるい.劇場で視聴したら,「いー作品だったなぁぁ」ってつぶやくやつです.
長回しのじっくりワンショット.機能していてホントよかった.