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デッド・シティ2055のJINのレビュー・感想・評価

デッド・シティ2055(2015年製作の映画)
3.4
近未来SFモノが大好きなので、設定にはけっこうそそられた。
富裕層向けのリゾート施設として「VICE」はレプリカント相手に何をしても許されるという娯楽空間を実現。
人間ではなく相手が人造人間なら何をやっても勝手、法律で罰則も無いしという発想。
いわゆるヴァーチャル・リアリティっていう頭の中の仮想現実と違って、肉体を伴っている世界というのが興味深い。
ただ、これによって映画の近未来感がかえって損なわれているのも勿体ない。
何かもっとテクノロジーや美術面でそちらの想像力の凄さのわかる演出が欲しかったところ。

ブルース・ウィリスが悪役でしかもアクションがほとんどない。
それだけで物足りなく感じさせるのも損と言えば損。
そのかわりトーマス・ジェーンとアンビル・チルダーズの存在感はよかったと思う。
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